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【えんむすび隊】田舎で暮らそう あなたの「半農半X」(2)


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 11月26日の日曜日、えんむすび隊は農業インターンシップの受け入れをしている大豊町へと向かいました。

 

 今回のえんむすび隊は10月9日に実施したえんむすび隊の第二弾。(第一弾の詳細はこちら)前回に引き続き、半農半Xでの暮らしについて興味がある学生がえんむすび隊として農業体験やワークショップに参加しました。

 

 今回の農業体験はゆずの収穫をさせて頂きました。山の斜面に広がる木々には多くのゆずが実り、新鮮なゆずの香りが広がっていました。ゆずの木には固く鋭い棘があるということでご協力いただいた株式会社大豊ゆとりファームの方がご用意して下さったヘルメットと手袋を装着し、収穫の方法についてレクチャーを受けました。


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 木に実るゆずを収穫する人、斜面の傾斜を利用してゆずを落とす人、落ちてきたゆずの切り口を整え選別する人、かごにいっぱいになった柚子をトラックの荷台に運ぶ人…地域の方や農業インターンシップとして大豊町に来ていた他県の大学生と一緒に役割を分担しながら作業を進めました。
 だんだん作業のコツも分かってきてスピードアップ。地域の方からも「やっぱり人が多いと早いね」と言っていただけて学生たちも少し誇らしげでした。


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 ほぼすべての柚子を収穫し、えんむすび隊の学生は午後の会場に移動。そこでひばり食堂のお弁当をいただきました。美味しいお弁当に学生も大満足です。

 午後からは嶺北地域で半農半Xを実践されているNPO法人ONEれいほくのえんたくさんこと遠藤拓也さんからお話を伺いました。なぜ嶺北地域に移住されたのか、今どんなことに挑戦しているのか、何を大切にしているのか。遠藤さんの話を聞きながら響いた言葉や気になったこと、自分ならどうするかなどそれぞれの言葉で付箋に書きだしました。その後、それらの付箋を整理しペアになった人に想いを伝えることで今まで気が付かなかった自分自身と向き合うことができたようでした。


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 お世話になった皆さま、ありがとうございました。
 以下に参加した学生の声の一部を紹介します。是非ご一読ください。

●人文学部人間文化学科4年女子 
 午前中のゆず狩りでは、初めてゆず狩りを行い、ゆずの香りをたくさん感じることができ、また、人と繋がりあう温かさを味わうことができました。午後からのワークショップでは「えんたくさんの体験談」や他者との共有をする機会を設けさせていただきました。この機会を通して自分の思う道を、自分の思うままに進んでいけるよう、その道に向かって何か工夫をしながら歩んでいこうと決意することができました。今日、矢野さんやえんたくさんとお会いして“人間性豊かな人になりたい”、そして“何か人に影響を与えていける人になりたい”と感じました。そのためにも今のうちから多様な考え方を持つ人とどんどん出会い、自分の視野を広げることを努めていきたいと思います。農業はただ食べ物を作るだけでなく、人と人をつなぐきっかけにもなることを体感しました。これからは教員という道に歩みますが、この体験をぜひ活かしたいです。


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●教育学部生涯教育課程4年女子
 今日は、ワークショップで落ち着いて自分の気持ちを確かめることができました。えんたくさんの「心が向く方に進めばいい」というお言葉に深く考えさせられました。自分の中で想いや目標はあるものの、日歩の生活に追われて自分としっかり向き合う事をしてこなかったのだと反省しました。今日、改めてこれまでの自分を見つめることができました。今の自分としっかり向き合っていきたいと思った一日でした。


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●地域協働学部地域協働学科1年女子
 ゆず狩りではインターンで来ていた方や地域の方、今日のえんむすび隊で出会った学生、担当して下さった人と作業をしたので話も沢山することができた。午後のワークで「えんたく」さんの話を聞き、その中で「円より縁」というキーワードが出てきたが、まさに今日の出会いの事だなと思った。今年の4月から移住して地域にも馴染んでいっている「えんたく」さんだが、なじむために地域の活動(道づくり・草刈りなど)には積極的に参加しているそうだ。他にも地域住民がやって欲しいことをやることや水の管理のことなど気に掛けることはいくつもあるそうだ。日々楽しく農業をしながら暮らしていく中でも工夫は必要だと思った。しかし、自分の中にブレない芯を持ち続けることも大切だとおっしゃっており、柔の中に剛を維持するのがどんな人生を送るにしてもポイントになるのかなと思う。今は授業の一環で地域に入る活動や地域住民と一緒に考える活動をしているが、自発的に地域に赴いて柔や剛を体感していけるようになりたい。


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