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【授業・えんむすび隊】奈半利の町並みを活かした観光を考えました


建物が持つ歴史

 梅雨時にもかかわらず爽やかな天候に恵まれた6月7日(日)、えんむすび隊と地域協働入門(2)の学生14名は奈半利町に向かいました。高知家まるごと東部博にあわせて、地域の歴史や町並み、自然などをもとに観光振興を考えている「なはり浦の会」が主催する町歩きツアーに参加しました。
 奈半利町は、明治から昭和の初めにかけて、絹や樟脳(クスノキから取れる衣類の防虫剤)の生産、捕鯨で栄え、今も当日を偲ばせる立派な建物などが多く残っています。学生たちは2グループに分かれ、なはり浦の会のガイドと共に約2時間歩いて回りました。


奈半利って? タイムスリップしたかのようで
これ・・・なんだろう? 恐る恐る、教科書では伝わらないこと

 午後は奈半利活性化センターに集まり、午前中に見てきた町並みを活かした観光プランのブラッシュアップ。なはり浦の会や奈半利町役場、東部博事務局の方たちに、アイデアを発表しました。

どうしたら伝えられるかな いざ、発表

 学生の感想をご覧ください。

●理学部1年男子 
いつもは通過するだけの奈半利町だったが、今回初めて奈半利町を探検しました。最初に行った「なはり物語館」(なっちゃん館)は、お遍路さんの休憩所で、中に入らせてもらうと僕のおじいちゃんおばあちゃん家を思い出しました。今では小学生を対象に書道教室を開いているらしく、歴史的な家でそのような活動をしていることにすばらしさを感じました。今日は「なはり浦の会」のみなさんが僕達のために朝からガイドをしてくださいました。僕達の班のガイドさんは、今日のために昨日から案内することを考えてくださっていたらしく、僕は大変ありがたく感じました。「江戸時代の旅籠屋(西尾家住宅)」などに使われているガラスは、今現在窓などに使われているような透明なガラスではないため、壊れてしまうと修復が難しいようで、そういった建築物を今後どのように残していくかが課題であると思いました。こんなに優しい人もたくさんいらっしゃる素晴らしい街なので、僕も奈半利町のためにこの先少しでも貢献できればいいな、と思います。本日は本当にありがとうございました。

●人文学部国際コミュニケーション学科4年女子
奈半利に対する基礎知識がとても少ないまま参加しましたが、始めてみる町並、情報を実際のガイドの方々から聞くことができ、町のことを考える立場でもありながら、観光客としての立場・目線で活動できたことが、2つの視点から“町を見る”ことができ、非常によかったと思います。実際のガイドツアーでは、初めてだったこともあり、“改善点”として挙げることは非常に難しいですが、ルートがもう少しはっきりしていたら、マップを見ながら、「あっここか。次はこれね」とか自分で確認しながら回れたと思います。また、ガイドさんの人柄も生かした、特徴あるガイドなども確立するとおもしろいなと思いました。


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