HOME > 【授業】るんだ商店街でイベントの裏側を学ぶ

【授業】るんだ商店街でイベントの裏側を学ぶ


0480 0490

 11月8日(日)、高知市にある大橋通り商店街と帯屋町二丁目商店街で開催された「第10回るんだ商店街」を、地域協働企画立案を受講する1年生2名がお手伝いしました。

 るんだ商店街は、子どもの職業体験イベントで、毎年、抽選になるほどの人気があります。体験できる職業は、食のまち大橋通りらしい八百屋やお出し専門店、和菓子屋などの他、テレビ局、新聞社、航空会社、銀行、証券会社、宅配便、消防、警察など、様々な仕事に挑戦できます。

 学生は、大雨の中での受付や各体験ブースまでの子どもの誘導などを行いました。終了後には参加企業とイベントを企画運営する商店街の方にヒアリングを実施し、まちづくりの裏側を学びました。

 学生の感想をご覧ください。

0444 0453

教育学部1年男子
 子どもの職業体験ができるイベント、るんだ商店街が行われるということで、大橋通り商店街は朝から多くの子どもたちで活気づいていました。私は授業の一環として、本部のスタッフに加わらせていただき、微力ながらイベントのお手伝いをいたしました。
 その中で一番苦戦した事は、朝の受付だったと思います。非常に多くの子どもたちが駆け付ける受付付近は、スタッフの皆が総出で対応をしなければいけないほどでした。それほどの人数の子どもたちが参加するイベントです。非常に盛り上がり、たくさんの子どもたちの笑顔が見られて、とても充実した1日を過ごすことができました。
 イベント終了後にいくつかの、るんだ商店街の参加企業にお話を伺いました。ある企業の方は、「普段なかなか仕事風景が見えない職業なので、子どもたちが興味津々で夢中になって体験してくれ大変嬉しかった。実際にそれぞれの作業の経験があるスタッフで子どもたちを迎えて本当に良かった。私達の職業についてもっと興味を持っていただきたい。」と仰っていて自分たちの仕事が普段、どう身近な社会に役立つのかについて、知ってもらう機会として、るんだ商店街に参加いている方たちがいることを知りました。
 また、ある企業の方は「今回で10回目(9年目)を迎える、るんだ商店街に第1回から参加されていて、毎回子どもたちが大勢参加してくれて私たちもやりがいを感じています。」と、着実に歴史を作り始めたるんだ商店街というイベントに長期間携わる中で、徐々に手応えを感じている様でした。
 大橋通り商店街の知名度を上げたいという事で始まったるんだ商店街は、その他の新たな役目も担ってきているように感じられました。
 これから、子どもたちの社会学習の場としても大きく活躍するであろうこのイベントの裏側に参加させていただけたことを心から幸運に思います。

0459 0476

教育学部1年女子
 11月8日、るんだ商店街の受付など、裏作業をさせていただいた。
 このるんだ商店街は帯屋町の大橋通りを、盛り上げる、知ってもらうために小学校の4年生から6年生を対象とした職業体験イベントである。
 参加費は要らず、補助金のみで開催しているらしい。体験できる職には、警察やキャビンアテンダント、和菓子屋や生け花など多種にわたる。今年で10回目だそうで、規模は年々大きくなっている。
 子どもがこうして職業を体験するというイベントはめったにない機会であると企業側からも好評であった。驚いたのが、企業の中に証券会社があり、子ども達が株で勝った負けたと一喜一憂していたことだ。子どもと侮るなかれ、株についてもとてもよく利用していた。
 一番印象に残っていることは、昼休憩中に入ったラーメン屋に、このるんだ商店街に参加している児童とその親御さんが入ってきたことだ。なるほど、こうやってお店の中に入ってもらうことにより、さらに大橋通りを知るということに繋がっていくと思った。
 当初このるんだ商店街は、子どもに大橋通りにあるお店に直接入り体験してもらおうという案で進めていたらしいが、そのためには、場所の狭さなどの問題があり、最終的に企業に頼むという軌跡を辿った。本来の目的は大橋通りの名を売ることだ。るんだ商店街はその意味では成功である。
 しかし、企業に頼り過ぎているところがあるのではないか。るんだ商店街自体に参加している企業やお店は大橋通りに無いものが多い。もっと、商店街のお店の方にも、るんだ商店街での出店をして欲しかったと少し物足りなさを感じた。裏作業をして、また裏作業だけでなく、職業体験をしている子ども達を見て非常に楽しそうだなと思った。
 これからも、何年も何十年も続いて欲しい。そのために、私が出来ることを見つけていきたい。

0478

コラボレーション・サポート・パーク